目黒花森
親子三代の家具

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松本民芸家具は一品製作。流れ作業はしません。

松本民芸家具の職人たちは、一人が一つの作品を受け持ち、
手製のノミやカンナで、削り、磨き、組み立てる。
決して流れ作業はしません。
それぞれに異なる無垢材の癖を読み、木と語り合いながら、たっぷりの時間と手間を注ぎます。
一品製作から生まれる手仕事の魅力。
それは、大量生産された家具とは明らかに違います。

座板のえぐり アームと背の曲木 ラッシ編み 笠木削り アーム削り
         
   
組み立て 塗装    

 




見えないところに込められた技と心。

 
鉋掛け(かんな)        
職人たちは、自分の仕事に合わせて手作りした大小何十個ものカンナを使い分け、手のひらで何度も確かめながら曲面を仕上げます。例えば長時間腰掛けても疲れない、椅子の座板もその手仕事から生まれます。
木組み        
松本民芸家具の堅牢さの秘密は、日本古来の伝承の木組み。最終的には見えなくなってしまう接合部に、複雑で多様な手法が駆使されています。
塗装        
木肌にやさしく浸透する塗装を行いますので、使い込めば使い込むほど深い味わいが生まれます。お手入れはよく絞った雑巾で水拭きするだけ。メラミン塗装のように表面塗装が剥離することはありません。
轆轤(ろくろ)        
家具の強度を支え、美しいフォルムをつくる軸や脚は、入念なロクロの作業から生まれます。また、微妙なカーブと陰影をもつデザインは、欧米のすぐれたアンティークを手本にしています。
刻印        
丹精込めた作品が仕上がった時、職人たちは自分の名前の一字を、家具の裏側などに秘かに刻印します。小さいけれど大きな誇りと責任の証。百年たってもビクともしない家具を…という心意気のシルシです。

 

 

目黒花森2006